イーデザイン損保 Tib
(東京海上グループ若手有志団体)
グループのシナジーで、
新たなチャレンジを。
東京海上なら社会にイノベーションを起こせる―。そんなワクワク感の醸成をミッションとして活動する東京海上グループの若手有志団体「Tib」。2020年より若手ならではの発想による新商品・サービスの創出を目的に、イーデザイン損保とTibメンバーの連携による新規施策を立ち上げています。
片桐 億人
イーデザイン損保
CX推進部
寺﨑 夕夏
Tib
(東京海上グループ若手有志団体)
Tibを発足させたきっかけは?
寺 﨑保険業界にもイノベーションの波が起きつつある中で、「今のままで社会に価値を提供し続けていけるのか?」という危機感があったと同時に、「若手ならではの発想とユーザー目線をもってすれば新しい価値を創造できるのでは?」というワクワク感を醸成したいと思ったのがTib発足のきっかけです。2020年から片桐さんをはじめイーデザイン損保の皆さんと連携し、Tibとしての新規施策に取り組んでいます。
片 桐Tibの皆さんと連携することで、当社だけで検討するよりも深く議論を行うことができ、お客さまにそして社会に、より受け入れられるものが出来上がっていると感じています。
寺 﨑イーデザイン損保では社長直轄でスピーディに意思決定が行われていくので、どんどん形になっていくのが楽しいですし嬉しいですね。最終的にはユーザーからの声が多かった「自分が無事故でいる時には保険の価値を感じづらい」という課題を解決する取り組みにフォーカスすることが決まりました。また若者からは「社会活動の理念に共感できる保険会社の商品を選んでいる」という声も多かったことから、寄付による社会貢献にも着目しました。
どのような新規施策を進めていますか?
片 桐自治体から「より安全な交通環境・社会の実現」をテーマに企画を募集し、優れた企画を持つ自治体に寄付+企画実施の支援を行うという施策を進めています。この施策によって、お客さまが住んでいる地域に安心・安全という価値を還元できればと考えています。
寺 﨑ちなみにこの施策は、民間企業の寄付によって自治体の事業支援を行う「逆プロポーザル」という日本初の仕組みを採用しており、「官民共創」が進む中で自治体から大きな注目を集めています。現在企画を受け付けている段階ですが、すでに日本各地の自治体から問い合わせが入っています。
片 桐資金調達がうまくいかず、地方創生のすばらしい企画が埋もれてしまっている自治体が本当に多いですよね。私もあまりの反響の大きさに、保険会社としてお客さまの安心・安全を守るだけでなく、「保険の枠を超えて社会貢献できるのではないか?」という手ごたえを感じています。
寺 﨑東京海上グループ全体で提供できることもあるはずなので、グループの力で社会課題の解決につなげていけたらいいですね。
お互いに連携して
どんな感想を持ちましたか?
片 桐当社だけの人・お金・情報・ネットワークのリソースでは、やれる範囲に限界があります。その点、東京海上グループ内での連携を強化することで、グループの多彩なリソースを必要に応じて使っていけるメリットがあると実感しました。
寺 﨑それに会社の垣根を超えて人が交わると、新しい発見があると同時に相互理解にもつながりますよね。私もイーデザイン損保の皆さんと初めて関わり、それまでの企業イメージが根底から覆されました。
片 桐最初はどんな企業イメージだったのですか?
寺 﨑私はイーデザイン損保に対して「デジタル=技術に強いクールな会社」というイメージを持っていました。でも実際に皆さんとお話しすると、「こんなに熱い人が多い会社なのか!」と衝撃を受けました。特により良いサービスづくりに向き合う情熱が本当にすごいなあと。ミーティングを実施すれば、常に「本当にお客さまに喜ばれるのか?」という視点がありました。「お客さまのためになるのか?」という点を追求し、そこに自信が持てれば苦しい過程も頑張り抜く。そんなモチベーションを持った方が多いですよね。
片 桐私も寺﨑さんから良い刺激をいただいています。寺﨑さんは東京海上グループを横断して社内外のいろいろな企業と関わっているので、持っている情報の広さと量が凄いと思います。寺﨑さんをはじめ社外の方々と関わりを持つたびに、狭い世界にとどまっていたら真のお客さま目線にはなれないと感じさせられます。
これから2人がチャレンジしたいことは?
片 桐自治体からのいくつもの問い合わせを通じて、本施策が持つインパクトの大きさと、本施策が社会の課題を解決するアプローチ方法として有効であることを肌で感じています。引き続きTibメンバーの寺﨑さんをはじめ、東京海上グループの連携を強化し、お客さまと保険の新しい関係性を築いていければと思っています。
寺 﨑お客さまの声に丁寧に耳を傾け、既存の枠組みにとらわれずにさまざまな方々の協力を得ていけば、保険会社が世の中に提供できることはまだあると思います。特にイーデザイン損保が担っているダイレクト保険市場は、コロナによる生活様式の変化やデジタル技術の発展などにより、さらにできることが増えていくはずです。若手ならではの新しい発想や行動力がますます必要になってくると思いますので、是非これからも一緒に社会的存在意義を大きく向上させる取り組みに挑んでいきましょう。