任意保険証券(自動車保険証券)とは?項目の見方や必要なタイミング、保管方法を解説
2024年3月8日(2025年12月16日更新)
お車に乗る方の多くが、任意の自動車保険に加入しています。自動車保険を契約すると、保険会社から「自動車保険」の保険証券(以下、任意保険証券)が交付されます。
本記事では、任意保険証券で確認できる内容や任意保険証券が必要なタイミング、保管方法を説明します。
任意保険証券(自動車保険証券)とは?
お車に関する保険には、大きく分けると、加入義務がある「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」と任意で契約する「自動車保険」の2種類があります。ここでは任意で契約する「自動車保険」の任意保険証券について説明します。
任意保険証券とは、自動車保険契約を締結したあと、保険会社から契約者に交付される書類です。「自動車保険証券」とも呼ばれます。
任意保険証券には、郵送される紙の証券やWebサイト上で参照可能なWeb証券があり、保険会社によって異なります。また、契約者がどちらにするか選択できる場合もあります。郵送の場合は、一般的に契約が成立してから1週間~10日ほどで契約者の手元に届きます。
なお、東京海上ダイレクトの自動車保険の任意保険証券は、24時間365日いつでもマイページで確認が可能です。必要に応じて、印刷したり、スマートフォンで閲覧したり、保存したりすることもできます。
任意保険証券(自動車保険証券)の見方と確認できる内容
任意保険証券には、主に以下の内容が記載されています。
- 証券番号
- 保険契約者に関する情報
- 契約のお車(被保険自動車)に関する情報
- 主に運転される方(記名被保険者)に関する情報
- 補償内容
- 契約期間(保険期間)
各記載事項について、詳しく解説します。
証券番号
証券番号とは、契約ごとに付与される番号です。契約内容に関するお問い合わせや、保険金請求の際に必要となる場合があります。また、自動車保険の乗り換え手続き時にも必要となります。
一般的に、証券番号は任意保険証券だけでなく、Webサイトの契約者専用ページでも確認可能です。なお、契約期間(保険期間)が満了して保険を継続した際には、新しい証券番号が付与されます。
保険契約者に関する情報
任意保険証券には、保険契約者の氏名や住所が記載されます。保険契約者とは、保険会社と契約を締結し、保険料を支払う方のことです。
保険契約者は、契約のお車や主に運転される方に関する情報、過去の保険契約や事故に関する情報などを正確に告知する義務を負います。
契約のお車(被保険自動車)に関する情報
任意保険証券には、契約のお車に関して主に次の項目が載っています。
- 車名
- 型式
- 登録番号
- 車台番号
また、登録番号(ナンバープレート)や車台番号といった車両を識別する情報に加えて、契約のお車の使用目的も記載されます。使用目的は、一人ひとりのリスクに合った保険料を算出するために必要な項目の一つです。
主に運転される方(記名被保険者)に関する情報
被保険者とは、保険の補償を受ける方や保険の対象者を指します。自動車保険における記名被保険者は「主に運転される方」であり、任意保険証券には氏名・住所・運転免許証の色などが記載されます。
主に運転される方は、必ずしも契約者と同一の人物ではありません。例えば、「契約者は夫、主に運転される方は妻」というケースもあります。
補償内容
自動車保険の補償内容は、契約によって異なります。任意保険証券には、対人・対物賠償といった補償の種類、保険金額、特約などが記載されています。
契約締結後に保険会社から任意保険証券を交付されたら、記載内容に間違いがないか必ずチェックしましょう。
また、自動車保険を継続する際などは、任意保険証券でご自身がどのような契約に加入しているか確認しましょう。ライフスタイルの変化など、ご自身の状況によって補償内容を見直せば、保険料を節約できる場合があります。
契約期間(保険期間)
自動車保険の契約期間(保険期間)とは、一般的に保険会社による補償が適用される期間のことを指します。この期間内に補償の対象となる事故が発生した場合に、保険会社から保険金が支払われます。
万一、継続手続きなどが漏れて無保険状態の間に事故を起こしてしまうと、補償が受けられない可能性があります。忘れずにお手続きしましょう。
任意保険証券(自動車保険証券)が必要になるタイミングはどんなとき?
では、実際どんなときに任意保険証券が必要となるのでしょうか。任意保険証券が必要になるのは、主に以下の5つのタイミングです。
- 事故発生時、保険会社に報告するとき
- 保険会社に保険金を請求するとき
- 契約内容の確認・見直しをするとき
- 契約の継続や乗り換え手続きを行うとき
- 勤務先から写しの提出を求められたとき
事故発生時、保険会社に報告するとき
保険会社に事故の連絡をすると、契約を特定するために証券番号を聞かれることがあります。任意保険証券があればすぐに証券番号がわかるため、事故受付のお手続きをスムーズに進められます。
なお、事故受付に任意保険証券の書面自体は必要なく、証券番号がわからない場合でも事故受付は可能ですのでご安心ください。
当社では事故時に証券番号をお伺いすることがありますが、わからない場合でも事故対応への影響はありません。
保険会社に保険金を請求するとき
保険金請求時に提出する「保険金請求書」には、通常、証券番号の記載欄が設けられています。任意保険証券の書面自体を提出する必要はありませんが、保険証券があれば証券番号をすぐに確認できるため、お手続きがよりスムーズに進みます。
契約内容の確認・見直しをするとき
任意保険証券を見れば、現在の契約内容を確認できます。また、電話などで契約内容を変更する場合にも任意保険証券の書面自体は不要ですが、証券番号がわかるとお手続きがよりスムーズに進みます。
保険会社によっては、契約者専用ページにログインすれば、Webサイト上で契約内容を確認・変更できる場合もあります。
当社では、契約内容の確認・変更はWebサイト上のマイページでお手続きが可能です。(一部のお手続きはマイページでできない場合があります。)
契約の継続や乗り換え手続きを行うとき
契約の継続時や乗り換え時に、現在の契約内容を確認するために任意保険証券が役立ちます。任意保険証券が手元にない場合は、契約者専用ページで契約内容を確認しましょう。
当社では、Webサイト上のマイページで契約内容が確認でき、継続のお手続きが可能です。
勤務先から写しの提出を求められたとき
マイカーで通勤する場合、勤務先から任意保険証券の写しの提出を求められることがあります。
万一、従業員がマイカーで通勤中に事故を起こした場合に備え、勤務先が従業員の自動車保険の加入有無や契約内容を把握するためです。
任意保険証券(自動車保険証券)を紛失してしまったときは
任意保険証券を紛失してしまった場合、どのような対応をとればよいか、紙の任意保険証券の場合とWeb証券の場合に分けて解説します。
紙の任意保険証券の場合
紙の任意保険証券を紛失してしまった場合、再発行のお手続き方法は保険会社によって異なります。現在は、保険会社のWebサイトで再発行のお手続きが可能なケースが増えています。Webサイトで申請する場合は、保険会社のWebサイトのマイページなどから手続きを行います。
再発行の手続きが完了すると、約1〜2週間後に紙の任意保険証券が契約者の手元に届きます。
任意保険証券は即日再発行されるわけではないため、紛失したと気付いたら速やかに再発行のお手続きを行うことが大切です。
Web証券の場合
近年、任意保険証券のペーパーレス化が進んでいます。紙の任意保険証券を発行しないWeb証券なら、紛失したり保管場所を忘れてしまったりする心配がありません。
Web証券では、一般的に、保険会社の契約者専用ページにパソコンやスマートフォンからアクセスすることで、いつでも任意保険証券を確認することができます。
任意保険証券(自動車保険証券)の保管方法
紙の任意保険証券は、万一事故が生じた場合などに備えて覚えやすい場所に保管しましょう。
例えば、お車のダッシュボード内は人目につきにくいため、保管場所としておすすめです。紛失に備えて原本を自宅に保管し、コピーしたものを車内に保管すると良いでしょう。Web証券の場合も、印刷したものをお車のダッシュボード内に保管しておくと、万一の際に安心です。
車検証や自賠責保険証など、お車に関する書類をまとめてダッシュボード内に入れておけば、事故が起きた際にもすぐに取り出せます。
当社では、契約者専用のマイページでいつでも任意保険証券を確認でき、必要に応じて印刷することも可能です。
当社での保険証券のダウンロード・印刷の手順は、こちらからご確認いただけます。
任意保険証券は氏名や住所、証券番号などが記載された重要な書類です。コピーであっても人目につきやすい場所は避け、大切に保管しましょう。
会社を退職する際や勤務先が変わったときに保険会社への連絡は必要?
基本的に、会社を退職する際や勤務先が変わったときは、保険会社への連絡は必要ありません。
保険会社へ告知・通知しなければならないのは、契約のお車の登録番号が変わった場合や補償される運転者の範囲が変わった場合、ご契約のお車の使用目的が変わった場合などです。
退職や転職に伴って転居するのであれば、住所変更のお手続きを行いましょう。
なお、勤務先を通して自動車保険に加入している場合、退職時に連絡が必要になる可能性があります。具体的なお手続き方法は、契約している保険会社や代理店、勤務先に確認しましょう。
まとめ
任意保険証券(自動車保険証券)とは、自動車保険の契約後に保険会社から交付される書類です。証券番号や保険契約者に関する情報、契約のお車に関する情報、補償内容などが記載されています。
事故発生時に任意保険証券が手元になくとも事故受付に影響はありませんが、保険金を請求する際や勤務先から写しの提出を求められた際などに必要となる場合もあります。任意保険証券は、紛失しないよう大切に保管しましょう。
紙の任意保険証券は、原本を自宅で保管し、コピーをダッシュボード内に入れておくことをおすすめします。
また、近年は任意保険証券のペーパーレス化が進んでいます。保管場所を忘れる、あるいは紛失が不安な方は、紙の任意保険証券を発行しないWeb証券を活用しましょう。
Web証券は、印刷してお車のダッシュボード内に保管しておくことも可能です。Web証券を確認する際には契約者専用ページへのログインが必要となるため、IDやパスワードは大切に保管してください。
よくあるご質問
当社の任意保険証券に関するよくあるご質問を紹介します。
マイページで任意保険証券の確認ができますか?
任意保険証券を発行してもらえますか?
任意保険証券はいつから閲覧できますか?
紙の任意保険証券は事故対応時に必要ありませんか?
なお、保険証券は、当社Webサイトのマイページからいつでも確認でき、印刷も可能です。
監修:竹国 弘城
1級FP技能士・CFP®
RAPPORT Consulting Office (ラポール・コンサルティング・オフィス)代表。名古屋大学工学部機械・航空工学科卒業。証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自身のお金の問題についてみずから考え、行動できるようになってもらうための活動をおこなう。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。
資格情報: 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会会員(CFP®)