デキるオトナは、
持っている。
マイ視線ルーティン
交差点を右折するとき、「横断歩道を見て、対向車を見て、信号を見て、また横断歩道を見て…」なんてキョロキョロしていて、タイミングを逃してしまうことはないだろうか。
実は、右折時のチェックポイントは8つもあるとされている。だが、人間が一度に認識できる物事は3〜5と言われており、一気に確認することは難しい。
だからこそ、スマートに右折するためには、「交差点で見るべきポイントとその順番」を自分なりに決め、視線をどう動かすかというルーティンを決めておくことが大切なのだ。
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振り返ることで、
前進するのだ。
バックミラー反省会
交差点を渡ったとき。市街地を抜けたとき。小学校の近くを通ったとき。
あらゆるタイミングで、チラッとバックミラーを確認し、直前の自分の運転が安全だったかどうか振り返ってみること。
何事も、反省なくして上達はなし。
「あの子どもは横断歩道を渡ろうとしていたのか、予測できていなかった。」
「あの自転車が見えてなかったから、次からスピードを落として曲がろう。」
そんな小さな反省の積み重ねが、スマートドライバーを作り上げるのである。
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スマートさは、
非常時にこそ試される。
安全地帯捜索隊
交差点の手前から、その交差点に「“安全地帯”があるか否か」目を光らせておくこと。
交差点を右折するときに何らかのアクシデントで急停車する場合、安全地帯があれば、横断歩道の手前で停車することができる。しかし、安全地帯がないと、交差点の中心で止まることになり、対向車に追突される危険性がある。
そのため、安全地帯のない交差点では、右折信号が点灯するまで待つなど、より注意した右折が求められるのである。
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交差点の世界は、
意外と奥深い。
交差点ソムリエ
この世に、同じ交差点は1つもない。
右折信号、横断歩道の有無。車線の数や車の量。季節、時間帯、地域。
それは、生まれた年の気候や保存状態、共に食べる料理によって味わいが変わるワインのよう。
だからこそ、ソムリエのようにその交差点の環境を吟味し、どのような運転を行うべきか見極めることで、最上級の安全運転を実行することができ、同乗者にも格別な安心を堪能してもらうことができるのである。
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たかがブレーキと、
舐めちゃアカン!
アリさんブレーキ
アリが歩く速度くらいの超細かな精度で、車体をコントロールするブレーキ術。
練習方法はカンタン。まず、タイヤのすぐ前を歩いている“アリさん”をイメージする。
あとは、そのアリさんを轢かずにすぐ後ろをついていくように、極低速かつ一定の速度で車体を前に進められるよう、力加減を調整する。
信号などで減速する度にこの “アリさん”をイメージするだけで、同乗者への負担が少ないスマートなブレーキを実践できる。
結果として、早めかつ緩やかな減速につながるので、後続車にとっても安全な運転に。
NOTスマートな “カックンブレーキ”とおさらばし、紳士的なブレーキングをマスターしよう。
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