自動車保険の保険料は銀行口座から引き落としできる?メリット・デメリットや他の支払い方法も解説

2024年8月16日(2026年9月10日更新)

自動車保険に加入して補償を受けるためには、定められた保険料を期日までに支払う必要があります。保険料が期日までに支払われなかった場合は、補償を受けられない可能性があります。
自動車保険の保険料の支払い方法としては、クレジットカード払や銀行振り込みのほか、保険会社によっては銀行口座からの引き落としが選択可能な場合もあります。
本記事では、自動車保険の保険料支払い方法の種類や、銀行口座からの引き落としを選ぶ際のメリット・デメリットなどについて解説します。
なお、東京海上ダイレクト(以下、当社)の自動車保険では、銀行口座からの引き落としには対応していませんが、クレジットカード払のほか、コンビニ払やApple Payでのお支払いも選べるため、クレジットカードを持っていない方でも加入できます。

自動車保険の保険料の支払い方法

多くの保険会社は、保険料の支払い方法を複数ご用意しています。各支払い方法のメリットやデメリットを検討し、ご自身に合った方法を選ぶとよいでしょう。
ただし、選択できる支払い方法は各保険会社によって異なります。また、保険会社によっては、分割払(月払など)はクレジットカード払のみなど、支払い方法が限定されている場合があります。

また、代理店を介しているかどうかや、申し込み方法、保険料の金額、一括払(年払)か分割払か、など契約の諸条件によっても変わる場合があるため、どの支払い方法が利用できるのか事前に各保険会社のWebサイトなどで確認しておくとよいでしょう。

自動車保険の保険料の主な支払い方法は以下の通りです。

  • 銀行口座引き落とし(口座振替)
  • 銀行振り込み・インターネットバンキング払
  • クレジットカード払
  • コンビニ払

それぞれの支払い方法の特徴を詳しく解説します。

銀行口座引き落とし(口座振替)

銀行口座引き落としは、ご自身の銀行口座から保険料が自動で引き落とされる支払い方法です。口座振替・自動振替と呼ばれることもあります。

銀行口座引き落としで保険料を支払うには事前のお手続きが必要です。また、どの銀行の口座でも引き落としが設定できるわけではありません。保険会社によっては一部の金融機関を対象外としている場合がある点も把握しておきましょう。

なお、支払い方法として銀行口座引き落としを選択しても、お手続きはすぐには完了しません。引き落としができるようになるまでには日数がかかります。このため、保険会社によっては、分割払の初回のみ別の方法で支払い、2回目以降銀行口座引き落としになる場合もあります。

銀行口座引き落としを設定すると払い込みの手間が省けますが、銀行口座の残高が不足している場合は保険料が引き落とされず、未払いとなる可能性があるため、十分に注意しましょう。

銀行振り込み・
インターネットバンキング払

銀行振り込みは、請求書やWebサイトなどから振り込み先を確認して金額を振り込む支払い方法です。銀行振り込みを行うには、振り込み先の口座の金融機関名・支店名・口座名義・預金種別・口座番号などの情報が必要です。

振り込みは、ATMや金融機関の窓口・インターネット上の口座などから行います。ATMでは現金やキャッシュカードを使って振り込みますが、金額によっては現金での取り扱いができない可能性もあるため注意しましょう。

振り込みをしてから振り込み先の口座に着金するまでの日数は金融機関や条件により異なります。24時間いつでも即時入金として反映される場合や、振り込み時間により翌営業日となる場合など、対応は金融機関およびサービスによってさまざまです。

なお、銀行口座振り込みで自動車保険の保険料を支払う際に振り込み手数料がかかる場合は、一般的には契約者が負担しなければなりません。支払う保険料から手数料を差し引いて振り込まないよう注意しましょう。

ただし、金融機関によっては振り込み手数料が無料になる条件を設定しています。振り込み手数料の負担が気になる方は上手く活用するとよいでしょう。

また、一部の保険会社や金融機関では、収納機関番号や納付番号、確認番号を入力して支払う「インターネットバンキング払」を利用できる場合もあります。

いずれの支払い方法でも、お支払い期日までに着金しなければ事故があった場合に必要な補償が受けられない可能性があるため、お支払いは期日までに忘れずに行いましょう。

クレジットカード払

クレジットカードを利用して保険料を支払う方法が「クレジットカード払」です。

多くのクレジットカード会社では、利用内容に応じてポイント還元を行っており、自動車保険の保険料をクレジットカードで支払うことで、ポイントを貯めることができます。貯まったポイントは、クレジットカードによってキャッシュバックやギフト商品への交換などが可能です。

ただし、クレジットカード払では、カードの利用限度額を超えた場合など、何らかの理由でカードが使えなくなった場合は、自動車保険の保険料の決済も行われないため注意が必要です。

また、必ずしもご自身の所持しているクレジットカードが保険料のお支払いに利用できるとは限りません。VISA・Mastercard®・JCBといった一般的なブランドであれば使える場合が多いですが、すべてのクレジットカードが使えるわけではない点は把握しておきましょう。

なお、契約者本人以外の名義のクレジットカードが利用できるかどうかは、保険会社により異なります。配偶者のみ利用可能な場合や、同居している親族なら利用可能な場合など、対応はさまざまです。

クレジットカードがない場合や、お持ちのクレジットカードのブランドが対応していない場合には、銀行口座引き落としや銀行振り込み、コンビニ払といったクレジットカード払以外の支払い方法を選択しましょう。

当社でのクレジットカード払について、詳しくは以下をご覧ください。
自動車保険の見積もりから申し込みの流れ「支払い方法」

コンビニ払

コンビニ払には、指定された支払番号を用いて支払いを行う方法や、郵送される払込票を用いて支払う方法があります。

支払番号を用いる場合は、コンビニに設置されている端末での操作が必要な場合があります。
二次元コードがある場合はスマホで読み取って決済アプリでのお支払いも可能です。

なお、コンビニ払は金額の上限が設定されている場合があるため注意が必要です。

当社でのコンビニ払について、詳しくは以下をご覧ください。
自動車保険の見積もりから申し込みの流れ「支払い方法」

自動車保険の保険料の銀行口座引き落としのメリット

銀行口座引き落としでは毎月決まった額が自動で引き落とされるため、手間がかからず、保険料の払い忘れを防ぐ効果が期待できます。

口座から資金が引き落とされるまで日数がかかるクレジットカードと異なり、保険料のお支払いと振替が同時であるため、タイムラグがなく、家計の把握・管理もしやすいでしょう。

自動車保険の保険料の銀行口座引き落としのデメリット

銀行口座の残高が不足している場合は、保険料の引き落としがされません。そのため、引き落とし日までに引き落とされる保険料の金額以上の資金を入れておく必要があります。

多くの保険会社は、引き落としができなかった場合に通知したり、お支払いまでの猶予期間を設けたりしていますが、救済措置が必ず講じられるとは限りません。残高不足には十分に注意しましょう。

一括払(年払)の
メリット・デメリット

自動車保険の保険料のお支払いは、一括払と分割払に分けられます。まずは一括払のメリットとデメリットを以下で解説します。

一括払(年払)のメリット

一括払は、保険料を一括でお支払いいただく方法をいい、1年契約の場合は、年払という表現を使用している保険会社もあります。一括払にすると、分割払と比較して支払い総額が低く抑えられます。また、支払うタイミングが一回のみであるため、払い忘れなどの保険料未払いのリスクを低減できます。

一括払は、一般的に分割払より支払い方法の選択肢が多い点も特徴です。

一括払(年払)のデメリット

一括払では保険料をまとめて支払う必要があるため、保険加入時の支払い額が高くなります。資金に余裕がなければ一括払を選択しづらいでしょう。

分割払(月払など)の
メリット・デメリット

保険の内容や条件によって分割払を選択できる場合もありますが、途中で支払い方法を変更できない場合もあります。支払い方法を選ぶ際は事前によく検討しましょう。分割払のメリット・デメリットを以下で解説します。

分割払(月払など)のメリット

分割払にしても、一括払と同等の補償を受けられます。

分割払にすると支払い総額は一括払よりも大きくなりますが、一回の支払い額が少なく済むため、一括払のための資金を準備しづらい方は検討してみましょう。

分割払(月払など)のデメリット

分割払は、分割手数料がかかるため、保険料の支払い総額が一括払より高くなります。また、毎月のお支払いが発生するため家計の管理の手間が発生します。

保険会社によっては分割払の取り扱いがない場合も考えられます。申し込み方法や支払い方法も一括払と比較して限定される傾向にあります。

まとめ

自動車保険の保険料の支払いは、多くの場合、複数の支払い方法のなかから都合にあわせて選択できます。ただし、申し込み方法や支払い回数などの条件によって選択肢が限定されることもあります。

支払い方法は銀行振り込みやクレジットカード払、コンビニ払のほか、銀行口座引き落としが可能な保険会社もあります。クレジットカード以外の支払い方法に対応している保険会社であれば、クレジットカードがない場合でも加入できます。

支払いは一括払、分割払に大別されます。それぞれのメリット・デメリットを把握したうえでご自身に合った支払い方法を選択しましょう。

監修:竹国 弘城

1級FP技能士・CFP®
RAPPORT Consulting Office (ラポール・コンサルティング・オフィス)代表。名古屋大学工学部機械・航空工学科卒業。証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自身のお金の問題についてみずから考え、行動できるようになってもらうための活動をおこなう。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。

資格情報: 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会会員(CFP®)