自動車保険のレッカーサービスの内容とは?利用した場合の等級への影響などを解説
2024年11月13日(2026年7月15日更新)
お車を運転する際、交通事故だけでなく、バッテリー上がりやパンク、燃料切れなどさまざまなトラブルにあう可能性があります。
お車が故障などにより動かなくなった際、助けてくれるのが「レッカーサービス」です。本記事では、レッカーサービスを含むロードサービスの内容や、利用した場合の自動車保険の等級への影響などを解説します。
レッカーサービスはどんな時に利用できる?
実際に、どのような状況であればレッカーサービスを利用できるのでしょうか。一般的な例を挙げて紹介します。
- 自動車事故によってお車が自走できない場合
自動車事故によってお車が自走できない場合、事故現場から修理工場や自宅まで、レッカーによるけん引もしくは積載車による運搬をします。
なお、事故にあった際は、まずケガ人の救護や警察への連絡を行いましょう。その後、ロードサービスを手配し、お車の搬送に関するお手続きを進めます。 - 走行中に釘を踏んでしまいタイヤがパンクした際、スペアタイヤを積んでいなかった場合
走行中に釘などを踏むと、タイヤがパンクする可能性があります。その際、スペアタイヤがない場合はレッカーサービスによって修理工場へ搬送します。なお、スペアタイヤがある場合は、スペアタイヤへの交換作業が可能なロードサービスもあります。 - 電気自動車が電欠(バッテリー切れ)によって動かなくなった場合
電気自動車が電欠によって動かなくなった場合、レッカーサービスにより最寄りの充電施設まで搬送します。
レッカーサービスはどうすれば受けられる?
自動車保険でのレッカーサービスの付帯方法や利用方法などを詳しく見てみましょう。
レッカーサービスの付帯方法
自動車保険におけるレッカーサービスは、ロードサービスで提供されるサービスの一つです。ロードサービスは自動付帯される場合と特約として付帯できる場合があり、保険会社によって異なります。
ロードサービスを特約として付帯する場合は、追加の保険料が必要です。自動車保険に加入中の方は、補償内容・サービス内容を確認してみましょう。
なお、東京海上ダイレクト(以下、当社)の自動車保険では、ロードサービスがすべてのご契約に追加保険料なしで自動付帯されています。詳しいサービス内容は、以下をご覧ください。
ロードサービスレッカーサービスを利用した場合の等級への影響
レッカーサービスを含むロードサービスのみを利用した場合、一般的に翌年の等級は下がりません。ただし、車両保険金をあわせて請求する場合は、等級が下がることがあります。
レッカーサービスの利用方法
レッカーサービスを利用するには、主に以下の方法があります。
- 自動車保険(任意保険)に付帯されたロードサービスを利用する
- JAF(日本自動車連盟)のロードサービスを利用する
各サービスの利用回数の制限や詳しいサービス内容は、サービスの提供元によって異なるので確認しましょう。
なお、ロードサービスをご利用の際は事前に所定の窓口へご連絡ください。連絡なく、ご自身で手配したロードサービスの費用は、支払いの対象外となることがあります。
自動車保険とJAFのロードサービスの違い
自動車保険とJAFのロードサービスの主な違いは、「サービスの対象」です。
一般的に、自動車保険のロードサービスは契約した「お車」に適用されますが、JAFの場合は契約した「人」に対して適用されます。
つまり、JAFの場合、所有されているお車以外のレンタカーや社用車などであっても、JAF会員が運転または同乗していれば、サービスの対象です。
なお、自動車保険のロードサービスでは対象外となるサービスも、JAFでは対応できる場合があります。そのため、自動車保険とJAFの両方に加入すれば、より手厚いサービスを受けられます。
レッカーサービスを利用する際に知っておきたいポイント
レッカーサービスの利用において、知っておきたい3つのポイントを解説します。
到着までの時間の目安
一般的に、レッカーサービスを要請してから到着するまでの時間は概ね30〜60分程度です。ただし、山間部といった地域性や交通事情によっては、この限りではありません。
また、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの大型連休の時期は、要請件数が増えるため、到着まで通常より時間がかかる場合があります。
自己負担が生じる場合がある
各保険会社が定める要件を満たせば、基本的にレッカーサービスは無料で利用できます。
ただし、無料で搬送できる距離を超えて搬送した場合や、クレーン作業など特殊な対応が必要な場合は、お客さまのご負担となるケースもあります。
無料で利用できる範囲や条件は、保険会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
なお、当社のレッカーサービスでは、当社指定の修理工場であれば距離の制限はなく、お客さまが指定した修理工場や自宅までお車を搬送する場合は100kmまで無料です。
レッカーサービスが利用できないケースがある
トラブルの内容やレッカーサービス要請時の状況によっては、レッカーサービスが利用できないケースがあります。
保険会社によってレッカーサービスを利用できないケースが異なるため、事前に確認しましょう。
当社のレッカーサービスを利用できないケースとして、以下の例が挙げられます。
- 故障または車両トラブルにおいて、現場での復旧が可能なとき
- カギの紛失時または盗難時
- 一度入庫した修理工場や自宅などからの二次搬送や廃車を目的とした2回目の搬送
まとめ
レッカーサービスとは、自動車保険に自動付帯または特約で付帯されているロードサービスで提供されるサービスの一つです。
お車を運転する際、バッテリー上がりやパンクなど、さまざまな要因によって走行不能となる可能性があります。自動車保険にロードサービスがついていれば、お車が急に動かなくなったときも安心です。
レッカーサービスを含むロードサービスのみを利用した場合、一般的に翌年の等級は下がりません。ただし、付帯方法や無料で利用できる範囲、自己負担が生じる条件は保険会社によって異なるため、契約中の自動車保険の内容を確認しておきましょう。
監修:竹国 弘城
1級FP技能士・CFP®
RAPPORT Consulting Office (ラポール・コンサルティング・オフィス)代表。名古屋大学工学部機械・航空工学科卒業。証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自身のお金の問題についてみずから考え、行動できるようになってもらうための活動をおこなう。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。
資格情報: 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会会員(CFP®)