自動車あるある どうする?ドアパンチしてしまったら、されたら?被害を防ぐ方法もご紹介

2022年09月23日

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「ちょっとした不注意が…」「まさかこんなことになるとは…」そんな事故が世には多数存在します。辛うじて事故にはつながらなくとも、ヒヤッとする瞬間はドライバーであれば皆さん経験がありますよね?

この連載では、実際にイーデザイン損保で事故対応を行っているクルーへのアンケートから見えてきた“自動車あるある”をご紹介します。浮世絵風のイラストと鋭い切り口の“あるあるネタ”をSNSで発信している山田全自動さん(@y_haiku)にご協力いただいた、クスッと笑える素敵なイラストもあわせてお楽しみください!

事故を起こさないために注意したいポイントもお伝えしますので、ぜひ意識してみてくださいね。

今回ご紹介するのは「ドアパンチ」という事故。車のドアを開けた拍子に隣の車にぶつけてしまうことを指します。このドアパンチ、ウッカリやってしまいがちですが、小さな傷に見えても、ピンポイントの修復ができずに、周辺を含め思った以上に広い範囲の塗装や部品の交換が必要となり、高額な修理費用が発生することもあります。また、修理費用を保険で支払えたとしても、ドアパンチは「3等級ダウン事故」として扱われるため、次の契約以降3年間の保険料が今より高くなってしまうんです…。

“自動車あるある”ドアパンチ篇
(ドアパンチが起こる要因は?)

1. 強風時に隣の車にドアパンチ

強風時には、ちょっとした力でドアが大きく開いてしまうことが。普段は注意していても、思わぬ開き方をして隣の車にぶつけてしまうことがあります。車の中にいると風が吹いているかわかりにくく、壁に囲まれた駐車場に入ってしまうとなおさら。急に突風が吹いてきて、私自身もびっくりした経験があります。
ドアパンチは、普段の日と強風の日では明らかに事故件数が違います。9月から10月にかけては秋の台風シーズンなので、さらに注意が必要ですね。

2. 荷下ろしの際にドアパンチ

荷物を出すことに夢中で、気づいたらドアが思った以上に開いてしまい、隣の車に激突…。駐車場が狭い場合などには特に注意が必要です!また、先日私は助手席のドアを開けようとした際、隣の駐車スペースにちょうど車が入ってきて、「おー、あぶない」と思ったことがありました。ドアを開ける際にはしっかり周囲を確認しなければ、と反省しました。

自分がドアパンチを起こさないために
注意したいポイントは?

・乗り降りの際はドアから手を離さない

風や斜面などの影響で大きくドアが開いてしまうことも考えて、しっかりとドアを握って開閉する癖をつけておくことがポイント。お子さんはドアを強く握れないため、風などで煽られてしまいがちです。開けるときには目を離さず見守ってあげてくださいね。風の強い日には、親御さんがドアを開けてあげても良いですね。

・車の前方が風下にこないように駐車する

台風時などの風が強い日には、駐車の時に一工夫。風に煽られないよう、車を風上に向ける形で駐車するようにしましょう。

・なるべく駐車場の広い場所に停める

当たり前ですが、ドアがぶつかる位置に車がなければドアパンチは防げます。まずはなるべく広い場所に駐車する、左右に寄っている車の隣は避けるようにするといったことを意識してみてくださいね。ドアパンチの被害にあうリスクも減らすことができます。

ドアパンチにあわないための対策

・左右に壁や柱がある場所に停める

ドアパンチを起こさないためのポイントと重複しますが、他の車のドアがぶつからない位置に駐車することが最も確実です。左右、特に自分の車の左側に壁や柱があれば、他の車の運転席からのドアパンチは避けることができます。助手席からのドアパンチや、外国車で運転席が左側にある場合もありますので一概には言えませんが、ドアパンチにあう確率は下がります。

・キズやへこみの多い車の隣を避ける

キズやへこみの多い車は、普段から車の扱いが慎重でない可能性が。必然的にリスクが高いと考えられますので、そういった車の隣は避けて駐車する方が無難です。

自分がドアパンチしてしまったときは

ドアパンチをしてしまった場合

まずはお相手に謝罪し、警察へ連絡を。軽微なキズやへこみであっても、必ず警察に事故の届出をしてください。
また、お相手の氏名、住所、連絡先、お車のナンバーなどを確認し、可能であればお車の損傷箇所の写真をとっておきましょう。
その場でお相手と金額の約束はせず、保険会社に連絡してくださいね。

お相手のお車の修理費用は、&eでは対物賠償で補償されます。対物賠償は一部の契約を除き自動付帯、保険金額を「無制限」にしているため、時価額を限度とし、過失割合に応じてお車の修理費をお支払いします。

詳しくは対物賠償ページをご覧ください。

届出をしないと、こんなトラブルの原因に

ドアパンチをしてしまった際には、必ず警察や保険会社に連絡しましょう。届出を行わなかった場合には、次のようなトラブルの原因になることがあります。

・「当て逃げ」と判断される

自分で届出をしなくても、後々警察から連絡がくる可能性があります。その場合には物損事故ではなく、当て逃げ(物損事故を起こしたにもかかわらず、その場から立ち去ること)と判断されます。当て逃げは安全運転義務や危険防止等の措置義務に違反する行為ですので、物損事故よりも責任が重く、刑事責任や行政責任を問われることとなります。

・当事者同士で示談が成立したものの、後日二重請求される

その場で金額の交渉と支払いをして事なきを得たと思っていたら、後日さらに高額な修理代を請求された、といったケースもあります。当事者同士での示談交渉はトラブルの原因になる可能性も大きくなりますので、保険会社を通じて示談交渉を行うことが大切です。

ドアパンチの被害にあってしまったときは

車を離れている間にドアパンチをされてしまった、当て逃げなどの被害にあってしまった際は、まずは警察に相談を。続いて保険会社にご連絡ください。&eでは車両保険にご加入の場合、「1事故につき お車の修理費 ― 免責金額」を車両保険金額を限度に補償します。
なお、車両保険のタイプや保険開始日等の条件により補償されない場合がありますので、詳しくは車両保険ページをご覧ください。

まとめ

少し気を付けるだけで確実に防ぐことのできるドアパンチ。ちょっとの不注意が大きな代償を払うことになってしまうので、乗り降りや駐車の際には今回お伝えしたポイントをぜひ意識してみてくださいね!

このページの情報は掲載日時点のものです。