脳の健康維持のために効果的な食生活とは?! イーデザイン損保とエーザイが共創する世界 02

2022年12月09日

X
Facebook
LINE

事故のない世界をつくるためにイーデザイン損保がエーザイさんと一緒に行っている脳の健康を維持させる取り組み。今回は管理栄養士監修のもと健康的でおいしい食事を提案されている「おいしい健康」さんに、『自動車の運転にプラスになる、脳の健康を考えた食事』について教えていただきます。

左から エーザイ・藤井樹一良(チーフエコシステムオフィサー室ディレクター)/おいしい健康・杉林沙知子(プロダクト開発チームマネージャー・管理栄養士)/イーデザイン損保・西澤寿朗(CX推進部)

健康的な食生活は脳の健康度を維持向上させるポイントのひとつ

安全な自動車運転には認知・判断といった健康的な脳の活動が欠かせません。イーデザイン損保は、エーザイさんと一緒に自動車運転と脳の健康についての相関関係を研究し、自動車事故を防ぐ活動を続けています。WHO(世界保健機関)が公表したブレインパフォーマンス(脳の健康度)を維持向上するためには12のポイントが挙げられていますが、健康的な食生活もそのひとつとされています。

エーザイ・藤井さん:エーザイは脳の健康について研究していますが、定期的な運動習慣やバランスの良い食事、適度な社会との関わり、精神的な活発さを保つなど、ライフスタイルの改善で脳のパフォーマンスの低下を遅らせる可能性があるということがわかっています。そこで食を通じて生活習慣の改善に取り組むことができればと思い、のうKNOW®のサービス開始から「おいしい健康」さんと協業しています。

事故を防ぐための食のアプローチ。まずは食材と自分自身を知ろう

GI値とは食後血糖値の上昇を示す指標で、GI値の高い食品ほど食後の血糖値が急上昇しやすい。

イーデザイン損保・西澤さん:まずは運転の合間にとる食事について、栄養士の杉林さんにお聞きしたいです。事故のない世界のためには、眠くならないような食事のとり方を考える必要があるかもしれませんよね。

おいしい健康・杉林さん:眠くなるのは、一気に血糖値が「上がったり下がったりする」ことに原因があると言われています。そこで血糖値が上昇しやすい食材を知ることも眠気対策のひとつです。血糖値を上げやすい食品は、「GI」という指標が参考になります。GIとは食後血糖値の上昇を示す指標(Glycemic Index)の略語で、高いほど血糖値が上がりやすいとされています。「高GI」の食品は、ごはん、パン、麺類などの炭水化物、果物、砂糖などが代表的です。
また、外食で選ぶメニューや食べ方でも血糖値の上昇スピードは変えられます。例えばサービスエリアでラーメンを食べるなら野菜がたっぷりのったタンメンを選んで、野菜を食べてから麺を食べるようにすれば、野菜に含まれる食物繊維のはたらきによって、血糖値が急激に上がるのを防ぐことができます。他にも肉や魚といったたんぱく質や、脂質をとることでも血糖値の上がり方は変わります。
人によって血糖値の上がりやすさには差があるので、普段から食事の際に色々試してみて、自分の体質を知ることから始めましょう。

イーデザイン損保・西澤さん:ただ食べるだけじゃなくて、食べる順番を工夫すれば血糖値の上昇が変わるなんて、食って奥が深いですね。運転中の飲み物はどうなんでしょう。

おいしい健康・杉林さん:運転中に限らず、砂糖入りの飲み物のとりすぎは、血糖値の上昇につながります。そのため砂糖を含まない飲み物やコーヒーなど、自分なりにリフレッシュできるものがよいと思います。もし甘いものを飲みたいなら、ダラダラと飲み続けないようにしましょう。

エーザイ・藤井さん:集中力が欠如しているとき、ストレスがあるときに事故が起きやすいと思うので、その意味でも運転の際に気持ちをリフレッシュできる飲み物は大切ですね。

料理は運転と似てマルチタスク。色々考えることが脳にはプラス

おいしい健康・杉林さん:食事と病気は密接な関わりがあります。例えば高血圧と食塩量、糖尿病・脂質異常症と食物繊維摂取量の関係などは、日本人の食事摂取基準(2020年版)や学会の診療ガイドラインに明記されています。少しでも時間がとれるなら、コンビニで買ってそのまま食べるだけじゃなくて、コンビニのアレンジご飯に挑戦してみる。外食していた週7日のうち1日だけ、パックご飯と鯖缶とカット野菜を買ってみるのです。簡単な調理で今までの食生活に少しだけ変化をつけてみると、食事のバランスがよくなっていきますよ。料理をするとなると、食材や料理の順序をあれこれ考え、行動しますよね。調理過程で包丁や火を使うなどほどよい緊張感もありますし、料理をすることは脳の活性化につながっていると感じます。

イーデザイン損保・西澤さん:確かにそうですね。切る、炒める、焼く…。まさに料理はマルチタスクです。このマルチタスクは自動車の運転にも通ずるものがあるなと思いました。信号を見る、隣の車を見る、道路標識を見るなど、運転時は複数のタスクを瞬時に処理する必要があります。そう考えると運転も料理同様、脳にいい刺激を与える行動なのかもしれません。

健康のための料理の秘訣は「とりあえずやってみる」

のうKNOW HPでは「おいしい健康」オリジナルレシピを公開しています。

健康な体や脳を維持するためには、どんなことに気を付けて料理すればいいのでしょうか。

おいしい健康・杉林さん:これだけを食べ続ければ脳にいい、というものがあるわけではないのですが、肥満や高血圧、糖尿病の罹患が脳梗塞など脳血管疾患の原因になると言われています。こうした観点から、生活習慣病のリスクに対応する食生活、塩分控えめ、食物繊維多め、総エネルギー量を考えて肥満を是正するという身体の健康を考えた食事が、そのまま脳の健康にもよいはずですし、よりよい栄養の摂り方ではないかと思います。

「こういう食生活を送れば健康を維持できる」と頭ではわかっていても、いざ料理をするとなると、ハードルが高く感じられてしまう。これを乗り切るポイントは、「難しく考えないで料理してみる」ことです。
料理をしない人からは、料理は「難しいイメージがある」「失敗するのが怖い」「何から作ったらいいのかわからない」…そんなお声をかなりよく聞きます。自分がおいしいと思えるものができればそれでいいので、あまり料理する前からハードルを上げずに「今日はこれ食べたいな」「気になっていたレシピだから作ってみたい」…そんな気軽な気持ちで、まずはチャレンジしてみてください。

おいしい食事と脳の健康度の維持向上。各社の取り組みを事故のない世界へつなげる

&eアプリでは、定期的に配信している「運転テーマ」から「のうKNOW」のセルフチェックを実施できます。

お話を伺って、その人それぞれの性質や生活スタイルに合わせて、ブレインパフォーマンスを維持向上するための「健康な食生活」は違ってよいということなのですね。のうKNOW®も一人ひとりの脳のパフォーマンスをチェックするツールですし、自分に合った料理へのアプローチで、健康な食生活を実践していけばいいんだなと思いました。

エーザイ・藤井さん:私たちエーザイは、ブレインパフォーマンス、ブレインヘルスというところをもっと意識していただけるような世の中をつくっていきたいなと思っています。その結果として、認知機能が低下してしまう方を減らし、自動車運転の事故も少なくなればいいなと思っています。

おいしい健康・杉林さん:現代は若いうちから健康について考える人が増えています。料理を通して体も脳も元気にできる、そんなレシピやサービスを届けていきたいなと思っています。当社のビジョンは「誰もがいつまでもおいしい食事を食べられる世界をつくる」ということですから。

イーデザイン損保・西澤さん:イーデザイン損保も、さまざまな切り口で事故のない世界を目指していきたいです。エーザイさんが詳しい脳の健康の分野や、おいしい健康さんの生活習慣と食事の関連性をはじめとして、幅広い切り口でお客さま一人ひとりに合ったコンテンツを提供し、楽しんで取り組んでもらえるようなアプローチをしていこうと、今回の対談で感じました。

事故のない世界と、脳の健康の維持向上、そして健康な食生活は密接に関係しあっているのだと改めて思いました。今日色々とお話を聞いて、健康的な食生活はそこまで難しくない気がしてきました!私も早速、簡単な料理から始めてみたいと思います。

このページの情報は掲載日時点のものです。