危険個所を見える化!IoTで「自動車事故のない世界」に

2022年02月01日

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&eアンディー が事故のない世界そのものを目指すうえで取り組んでいる新たなプロジェクトの一つ、「SafeDriveWith」(セーフドライブウィズ。長いので、社内ではSDWと呼んでいます)。その名の通り「データを活用して安全を目指す」取り組みです。今回はこの「SDW」で具体的にどんなことを考えているのか、社内のワークショップの模様を交えつつご紹介したいと思います!

「SafeDriveWith」ってどんな取り組み?

イーデザイン損保では、これまでも世の中の交通安全に保険会社としての知見を役立てる取り組みを行ってきました。Amazon Alexaに「アレクサ、運転テーマ、を開いて」と話しかけると安全運転につながるヒントや情報を提供してくれるスキルを開発したり、愛知県刈谷市の安心・安全なまちづくりにビッグデータを活用する「刈谷市yuriCargoプロジェクト」を刈谷市・デンソー社と共同で実施したりと、保険商品・サービスの提供という枠を超えて様々な取り組みを行っています。

これらの取り組みとSDWが異なる点は、&eアンディー によって集められたお客さまのデータと外部の企業・自治体を掛け合わせることで事故のない社会づくりに活かされ、さらに生まれた価値がお客さまに還元されること。この好循環を生み出すことです。自分のデータが世の中をより良くすることに活用されていると実感できる仕組みづくりが出来ると、「世の中のためにも、自分のためにも&eアンディー で安全運転をしたい!」と思っていただけるのではないかと思っています。

また、&eアンディー ではIoTセンサーによって従来の自動車保険では知り得なかったお客さまの運転データや事故時の情報を詳細に把握することが出来るので、「どうすれば危険をなくすことが出来るか?」という分析にもつなげていきやすくなります。(もちろん個人を含まない形で加工・統計化したうえでデータを活用していますので、ご安心ください!)

すこしずつ広がりはじめたSafeDriveWithの取り組みの輪

先日、SDWとして渋谷区との取り組みをスタートしました。

事故のない世界を共創する「SafeDriveWith」プロジェクト | 自動車保険のイーデザイン損保

&eのIoTセンサーから得られる急ブレーキ多発地点など、さまざまな運転データを渋谷区が構築を進める「シティダッシュボード」に連携することで、渋谷区内の危険個所を見える化し、交通事故の予防を目指すというもの。

自分の運転データが、好きな街の安全という形で還元されるという仕組みです。

一歩一歩、歩みはじめたばかりのSDW。これから、どのような企業や自治体と、どのようなデータを活用することで、事故のない社会を実現できるのか、チームメンバーで試行錯誤しているところです。

社内でワークショップを実施しました!

こちらは、先日社内で行ったワークショップの様子です。SDWを担当している友澤大輔さん、茂谷逸平さん、西澤寿朗さんを含めて9名で開催しました。(編集部の私もオブザーバーとして参加しました!)

「契約者が事故のない社会の実現に貢献できることを実感できる取り組み」「契約者以外の方が&eアンディー の取り組みに興味をもっていただける取り組み」という二つの方向性で、様々なアイデアを出し合いました。

例えば、あるクルーからは、自動車メーカーとコラボレーションして、「&eアンディー 」の運転データのなかから「危険挙動データ」を取り上げ、契約者から寄せられた「この場所、危なかった!」の声とともに事故リスクの高い地点をカーナビのマップ上に表示することで、ドライバーに注意を促すというアイデアが。

また、この危険挙動の回数を都道府県ごとにランキングして、危険挙動の原因や対策を自治体と共同で検討したり、事故件数でワーストの自治体と「ワースト脱却プロジェクト」を展開するといったアイデアも挙がりました。

いずれもあくまでアイデア段階なので、詳しくご紹介ができないのですが…参加したクルー全員で「事故のない社会の実現」のための幅広いアイデアを出し合い、その場で付箋を使って意見やさらなるアイデアをみんなで追記しつつ、アイデアの有効性や実現可能性についてディスカッションを行いました。早速いくつかのアイデアは具体的な検討が始まっていて、一日でも早くお披露目できるよう鋭意進行中です!

SafeDriveWithにも徹底した“お客さま目線”を

このディスカッションのなかで、ワークショップをリードした友澤さん、茂谷さん、西澤さんが強調したのは、SDWの取り組みがお客さまにとってどのようなメリット、価値になるのかという視点の重要性でした。

&eアンディー のデータと何を掛け合わせて事故を減らすために何ができるのかというアイデアは、豊富に生まれてきています。ここに加えて “お客さまへの還元”という視点にこだわると、SDWが目指す方向性がハッキリしていきますね!」とSDWのプロジェクトを監督する友澤さん。

渋谷区の取り組みでは「街の安全」という価値がお客さまに還元される仕組みですが、一方でデータを&eアンディー の機能の改善・バージョンアップに活かし、より良いサービスをお客さまが利用できる、という還元の仕方もあるよねという話にも。お客さまに“一緒に&eアンディー を育てている”と実感してもらえる取り組みも行っていきたいというアイデアが出ました。“お客さまにとっての価値”を様々な角度から考え、今後の取り組みにつなげていきたいと思います。

SDWチームはこれから様々なチャレンジに取り組んでいく予定です。次回は取り組み内容を具体的にお伝えできるといいなと思っていますので、今後の展開にぜひご期待ください!

SafeDriveWithチーム

「データで安全を作る」をスローガンに、&eアンディー 誕生とともに発足。データ活用を得意とするメンバーがチーム横断で参加し、様々な企業や自治体と協業しながら事故のない世界の実現に向けたチャレンジを続けている。左から友澤 大輔、西澤 寿郎、茂谷 逸平。

撮影のためにマスクを外しています。

このページの情報は掲載日時点のものです。