安全運転のヒントをわかりやすい場所に。アプリの改善例を公開!

2023年3月31日

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みなさんは、日々の忙しさから小さなタスクをうっかり忘れてしまうことはありませんか?自動車保険 &eのアプリでは、お客さまに事故にあわないために意識してほしい運転時のポイント「運転テーマ」を配信し、テーマを意識しながら運転することができたか振り返っていただくコンテンツをご用意しています。しかし、お客さまからは「振り返り方法がわからない」、「つい振り返ることを忘れてしまった」というお声をいただいていました。
そこで今回はアプリの「運転テーマ」の表示方法を見直し、お客さまが自身の運転を忘れずに振り返りができるよう改善しました。

お話を伺った担当者

齋川 駿太郎
2022年にイーデザインに入社。現在はCX推進部にて、&eのアプリ開発チームに参画。お客さまの体験向上に向けてサービスの改善に取り組んでいる。

運転テーマの振り返りをしやすくし、安全運転につなげる取り組み

&eアプリで配信される「運転テーマ」

今回は、以下のようなお客さまの声をもとに改善を行いました。

<お客さまからいただいたご意見>

①どうやって運転テーマを振り返るのかわからない
②運転テーマの振り返りができていないことに気づけず、締め切りを過ぎてしまう
③過去に配信された運転テーマがどこにあるのかわからない

齋川さん:&eでは、事故にあわないためのヒント「運転テーマ」を定期的に配信しています。「運転テーマ」の配信期間中に運転が計測された場合、次の「運転テーマ」の配信期間にアプリ内でテーマを意識できたか振り返ることができます。これまでは、「振り返りができる方」にのみご案内をお送りしていましたが、お客さまから「自分は振り返りができるのか」というお問い合わせが多かったため、改善したいと思っていました。

また、運転テーマは配信期間後でも参考にしていただきたいと思っていたのですが、今までに配信した運転テーマは深い階層にあって探しにくい、といった課題もありました。そこで今回、「運転テーマ」をお客さまが気になったタイミングで見に行けるよう、ユーザビリティの改善を行いました。

「振り返り」のうっかり忘れを防止する通知

毎月1日と15日に振り返り期間が始まったことを通知でお知らせ。
さらに、振り返りを実施していない方には、期間終了前にあらためて通知でお知らせします。

<今回改善したポイント>

①運転テーマの振り返りボタンをホーム画面に追加
②運転テーマの振り返り締め切り前に、まだ実施してないお客さまへご案内
③過去に配信した運転テーマの一覧画面へのボタンを、フッターメニューに追加

齋川さん:どのようにご案内したら自然に運転テーマの振り返り方法を理解して実施していただけるかが、今回の改善のポイントです。Webサイトやよくあるご質問などに説明を掲載するだけでなく、お客さまがアプリ上で直感的に気づいていただけるようにすれば、理解しやすくなるのではないかと考えました。
そこで、アプリのホーム画面に運転テーマの振り返りボタンを常に表示することに加え、ボタンをタップした際には振り返り対象の方と対象外の方、それぞれに合った内容をご案内するよう改善しました。

また、お客さまへヒアリングをしていくと、振り返りを忘れている方が一定数いることがわかりました。そこで、たまにしかアプリを立ち上げない方でも、振り返りの締め切り前に気づけるよう、「まだ振り返りができていない」ことをお知らせするアプリの通知を配信することにしました。
この通知の内容をどうするかは、本当に難しい課題でした。なぜかというと、ほとんどのお客さまは&eアプリ以外にも様々なアプリをインストールしていて、それぞれのアプリから通知をたくさん受け取っていると思ったからです。他の通知の中に埋もれてしまうと、&eアプリからの通知に気付かず、結果としてお客さまは運転テーマの振り返りを忘れてしまいます。そのため、お客さまに気に留めていただけるように意識して内容を決めていきました。

3つ目の改善は、過去に配信した運転テーマ一覧へのアクセス方法です。そもそも本当にフッターのメニューに入れることがお客さまの体験として最も良い方法なのか、まずはそこから整理していきました。結果、アプリのメインのコンテンツであることからフッターメニューに入れることとしました。アイコンはコンテンツをイメージしやすいものになるようこだわったので、こちらも注目していただきたいです。

「振り返り方法がわかりにくい」というお声が減り、アクセスも順調

改善前と改善後のアプリ画面

今回の改善の後、お客さまからの反応はどのように変化したのでしょうか。

齋川さん:運転テーマの振り返りボタンをアプリホーム画面に常時表示させたことで、振り返り方法がわかりにくいというお声が減り、より多くのお客さまに振り返っていただけるようになりました。また、運転テーマを定期的に見ていただくお客さまも増えました。
運転テーマは、お客さまが事故にあわないようにと願ってお届けしているコンテンツです。これからもより積極的に運転テーマに取り組んでいただけるような仕組みを考えていきたいと思います。

今回はアプリの運転テーマをより多くのお客さまに見ていただくための取り組みをご紹介しました。
アプリを頻繁に見てくださるお客さまにも、そうでないお客さまにも、役立つコンテンツはきちんとお届けしていきたい。お客さまの視点を大切に、&eアプリ改善の取り組みは続きます。